月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

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  • 健康してますか.パート2(2011.12)

    コラム

    2011.11.29

    前号(11月)に引き続きましてパート2をお送りいたします。

    以前何度かご紹介させていただきました、私の夏の恒例行事、宮環一周(宇都宮環状道路 一周34キロ)を昨年から秋シーズンに変更しまして、今年も無事踏破することができました。(変えた理由:内緒ですが、女房からの「そんなに暑いところで無理しないで秋にしたら。」の一言です。)

    今年で回を重ねること10回を数えるまでになり、自分としては「やはり継続は力だなぁ。」と一人自己満足しているところであります。そんな心境を皆様に聞いていただきたく、今年も書かせていただきました。

    前号で3年前に大病したことを書かせていただきましたが、それ以前は自分では極めて健康体と思っておりました。長い人生いつ何時、何が起こるか分かりませんね。少しはそんな気がかりな事もありましたが、先ずは今年も無事踏破することが出来ました。

    ところが、良いことばかりではありません、最近わが社でも世間並みにメタボ社員が増えております。健康を売り物としている会社としては頭の痛い話でありまして、そんな社内の雰囲気を一掃したいと常々思っておりますが、肝心な社員本人は何の其の状態であります。

    「えぇ34キロひたすらただ歩くの。」「暇ね。」「私には出来ないわ。」等々のお声が聞こえてきそうでありますが、これがやってみると楽しいのですね。

    何が楽しいかって言いますと、先ずなんと言ってもゴールした時の達成感ですかね。約6時間正にひたすらただ歩き続けるのでありますが、ゴール1~2時間手前(約10キロ近く)はかなり体力の限界に近づき気力が減退するころでありまして、それを乗り越えてのゴールは、やった者でしか分からない何とも言えない良い気分であり、疲れも吹っ飛ぶ瞬間であります。

    それに、前回でも書かせていただきましたが、風呂上りの一杯のビールのうまさは格別でありまして、思わず「健康に乾杯。」と叫んでしまいます。

    今年58歳になりますが、時々「人生とは」「生きるとは」何か哲学的なことを考えることがあります。いろいろ考えても究極は「先ずは健康で人生の目的を定め、そして楽しく生活できることに感謝しよう。」そんなことを思いながら、今日のご褒美にと自分に言い聞かせ、二缶目を飲んでいる秋の一日でした。

    今回はテーマを「健康してますか。」と同時に、「楽しいことしてますか。」と、皆様に問いかけて終わりたいと思います。

  • 健康してますか(2011.11)

    コラム

    2011.10.28

    長嶋茂雄さんが「○○○してますか。」という一言で、安全安心を謳っていたテレビコマーシャルご存知でしょうか。今号はそのコピーにあやかって、「健康してますか。」というタイトルで私と担当医との会話からスタートであります。

    私 :おそるおそる、「先生、結果はどうだったでしょうか。」
    先生:「野村さん、異常なかったですよ。」
    私 :「先生、やはり5年は経過観察が必要ですか。」
    先生:「3年経過で80%はクリアーかな・・、まぁ安心してください。」
    こんな内容の会話が行く度に繰り返され、其のたびにホッと胸をなでおろしております。

    実は3年前、早期発見でありましたが病気が見つかり手術をいたしました。幸い大事に至らず、冒頭のようにその後年一回の診察を受けております。もう、大半の方が何となく想像出来たと思われますので、あえて病名は伏せさせていただきますが、会社創設依頼30年余り、本記事のタイトルとは程遠い生活をして来た事のつけが回って来たのか、と反省であります。

    これから社会人として長い人生を歩んで行かれる方のために、敢えて生活の一旦を紹介させていただきますと、ほぼ365日、睡眠時間は4〜5時間を常とし、夕食は10時〜11時が中心で、寝るのは12時〜1時の世界でありました。その上毎晩アルコール漬けでありましたので、不摂生の極みであります。 

    今考えて見ますと、「どうぞ病気にならせてください。」と言わんばかりの生活でありまして、社長業は労働時間を長くすることで満足感を得ていたのかも知れません。そんな訳ですから、子供との四季折々の会話もままならず、すれ違いばかりでありました。

    今、過去の反省に立って社長業としてこれからのビジネスモデルを模索したとき、やはり仕事と家庭を両立させることで企業経営がなされないといけない、と遅ればせながら気づかされました。

    そんなことで、思ったら吉日とばかり昨年から先ずは毎週水曜日をノー残業デーといたしました。全社員が6時に退社しなければならない日を会社として制度化したのであります。

    当初は難しいかなぁと思っておりましたが、いざやって見ると想像以上に大成功であります。先ずは水曜日だけでも、子育て中の社員が家族団欒の中で子供さんたちと触れ合うことが出来れば、この上ない喜びであります。

    そして今では水曜日が当たり前のようにノー残業デーになっておりますが、これからは少しでもその曜日を広げて行ければと思っております。

    「健康してますか。」は会社の理解度も必要かもしれませんが、なんと言っても自分一人一人が「健康してますか。」をテーマとして意識し、日々心身両面の管理を実践して行くことが何よりも必要ではないでしょうか。


  • 経営の神様「松下幸之助」(2011.10)

    コラム

    2011.09.30

    皆様は「松下幸之助」と聞きますと何を連想されるでしょうか。パナソニック、松下電器、歴史上の人物等、人それぞれ様々なことを思い浮かべるのではないでしょうか。

    私は自他共に認める(松下教の信者)でありまして、松下幸之助に関する本が出ますとすかさず買ってしまいます。今では200冊以上あるのではないでしょうか。

    ところで、今回は本の話がメインではありません。実は7月に和歌山県和歌山市にあります松下幸之助のお墓参りに社員(役員)と二人で行って来ました。その話をさせていただきたいと思います。

    和歌山県は松下幸之助の生誕の地でありまして、今から約100年前に和歌山市に生まれました。なぜ松下さんのお墓参りなのと思われる方も多いかと思いますが、私は栃木PHP経営友の会という松下幸之助の経営哲学を学ぶ経営者の会の一員でございまして、その縁で5年前に一度お墓参りに行ったことがきっかけとなり、それ以来私の恒例行事となっております。

    和歌山までどうしてと思われる方も多いかと思いますが、30年間余り経営をしてまいりますと時々経営に迷いが出てまいります。そんな時「天下の松下幸之助さんだったらどう答えをだすだろう。」と松下幸之助の本を読み返し自問自答するのであります。

    すると不思議なことで、頭の中が松下幸之助になったような錯覚に陥り、ちょっとしたヒントを得ることがあります。そのヒントは私に取って正に価千金であり、そのことに対する感謝の気持ちをこめてお参りさせていただいております。

    お墓に花と線香を手向けて手を合わせておりますと、松下幸之助さんが語りかけて来るのであります。

    「いいから、もっと悩みなはれ。」
    「経営者は血のおしっこが出て一人前やで。」

    この瞬間は私にとって大変満ち足りた時間であり、また来年も来ようということに相成る訳であります。これからも経営の神様松下幸之助から経営のヒントを学ばせていただき、少しでも社会に恩返しが出来ればこの上ない喜びであります。

    今号も例の如く3つの視点で私の気づきをまとめさせていただきました。ご参考にしていただければ幸いです。

    1. 人間は学歴でなく努力することで道は開けること
    2. 何事も素直な心が大切であること
    3. ピンチの時こそチャンスがいっぱいあること


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