月刊
社長のコラム
株式会社療食サービス社長のコラム

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  • ​​​​-第156号-
    ​2,903冊(2017.12)

    コラム

    2017.12.01


    今年も残すところ後わずかになってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。紙面にて失礼で御座いますが、先ずは今年一年のご愛顧に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。おかげさまで弊社も滞りなく一年過ごすことが出来ました。また、私のお客様訪問も、計画通りとは行きませんでしたが、実施することができ大変有意義な時間を頂きました。来年は更に訪問件数をアップ致しまして、できるだけ多くの皆様のところにお邪魔させていただきたく思っております。どうぞその節はよろしくお願い致します。


    さて、今号は2,903冊と題しましてお送りいたします。どうぞお付き合いください。2,903冊、これ、なんの数字かとお思いでしょうが、実はこれ私が今までに読んだ本の冊数でありまして、どちらかと言いますとビジネス書が中心ではありますが、約26年間かけて読み終えました。年間に直すと111冊、月9.25冊と言ったところでしょうか。今改めて本棚を見まして、良くここまで読んだなぁと自分でも驚いております。ここまで読むにはピンチ、チャンスでなく、ピンチ、ピンチの連続で御座いました。今号はその一端をお話させていただきます。


    私、自慢ではありませんが、生まれてこの方37歳まで全く本とは無縁の生活を送っておりました。どちらかと言いますと体力勝負で商売をしてまいりました。しかし37歳を境に体だけじゃなく、頭も使わないと商売はできないということに気づき、そこで本にのめり込んでいったのであります。例えて言うならばこういうことです。「太ってしまった、しかし女性にもてたい、じゃジムに行こう」あるいは「営業成績が上がらない、しかしトップでいたい、じゃ勉強しよう」まぁ、こういった問題意識が芽生え、私の場合本に答えを見出したのであります。


    最初読み始めた頃は、活字が鬱陶しくて1ページ読むのに随分時間がかかりました。しかし内容が理解できてきますと不思議と面白くなってきまして、前のめりになって読むようになりました。30代は連日連夜時間を忘れて本と格闘していた時期もありました。そうですね。多い時には月30冊以上読んでいたかもしれません。その当時は読めば読むほど頭にバンバン入って、読むのが楽しくて、楽しくて仕方がなかったですね。おかげさまで小遣いが全部本に化けた時期もありましたが、こうして今、37年間商売ができているのも、この読書のおかげとつくづく感謝しております。皆さんの中にもビジネス書にご興味のある方がおられると思いますが、是非、当社野村文庫にお越しいただきたいと思っております。


    最後に、人間好んで苦難の道を歩む人は少ないかと思いますが、もし苦難の道に遭遇した時には「よし、ピンチだ、しっかり勉強しチャンスに変えよう」そんな気概を持って事に当たれば何事も良いチャンスが来るのではないでしょうか。そんな気付きを頂いた26年の2,903冊でありました。3,000冊読破が来年か再来年か、わかりませんがその時には改めて達成号としてお送りさせていただきます。どうぞお楽しみに。

    今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。末筆では御座いますが、2018年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう心より念じております。

    さて、最後に夫婦の会話で閉めたいと思います。

    私  「最近、本を読むとすぐ眠くなるのよね」
    女房 「お父さん、それ歳のせいじゃない!」
    私  「しかし、歳と共に理解度は増すのよね」
    女房 「え?本当かしら!」

    皆さん、写真でご判断ください。

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  • ​​​​-第155号-
    ​​ピーちゃんズ奮戦記(2017.11)

    コラム

    2017.11.01

    女房「ねえ、お父さん大変よ、スズメ(赤ちゃん)が巣から落ちちゃったのよ」

    今月はこんな書き出しでのスタートであります。どうぞ最後までお付き合いください。


    今回のお話は、スズメが我が家の軒先のツバメの巣を横取りしまして、そこに卵を5個産み付けたことが発端です。その中の4匹が雛に返ってピー、ピーと鳴いていたので女房がまとめて全員「ピーちゃん」と名付けたのであります。さて「大変よ」で始まったピーちゃんズ奮戦記ここから始まりであります。


    まずピーちゃんたち本当に運が良かったですね。高さ2m近くの軒下から落下したにもかかわらず元気にピー、ピーと泣いていたところを女房が気づき家に入れてあげたのです。ですが、なんせ飼育方法が分かりません。そこで思いついて、我が家の愛犬のドクターに聞いてみました。


    先生 「スズメはねぇ、野鳥保護法で飼育が禁止されているのよ」

    という返事でありましたが、事情を説明したところ快くアドバイスを頂けたそうです。それから急いでホームセンターに駆け込み、巣箱と餌を買って来たのであります。途中私も参戦しましたが女房には勝てません、一番苦労したのはなんと言いましても餌やりでした。今までに小鳥など飼ったことがなかったので皆目見当がつきませんでした。悪戦苦闘の末2~3時間おきに餌を与えることにしました。


    しかしこれが中々思うようにいかず、最初は難儀しましたが、回を重ねるうちに要領を覚えてきて、徐々にうまく与えられるようになって来ました。今思うと、女房の餌やりは昔子供たちにお乳を与えていたようにスムーズでした。それは正に「さすが母親だなぁ」と思える瞬間でありました。


    そんな甲斐あってピーちゃんたちみるみる大きくなり、女房が「ねえ、お父さんもう少しで巣立つかも知れないよ」と言うので、思い切って中庭に移すことにしました。そうしたらなんと親鳥が飛んできて子供たちに餌を与えているではありませんか。驚きましたね。親鳥が必至で探していたのでしょうね。それからは親鳥が私たちに変わって子供たちに朝晩餌を与え続けたのであります。すごいですよね。生まれて初めて野鳥の親子の情愛を見た思いでありました。そしてそれから何日か過ぎたある日、残念ながら一匹は亡くなりましたが他三匹は無事巣立ち、別れを惜しむかのように元気に飛び立って行ったのであります。


    以上ピーちゃんズ奮戦記で御座いました。皆さんいかが感じとっていただけたでしょうか。私はこの間、仕事も手につかず心はピーちゃん一色と言ったところでありましたが、改めて女房の献身に、思わずここだけの話「なんて優しい人なのだろう」と思った次第であります。女房は「だってお父さん、鳴いている姿を見たらほっておけないわよ」と言っておりましたが、現実的には中々できることではありません。一連の騒動を通して感じたことは生ある命の大切さであります。


    人間も動物も生ある命を神様から一度だけ頂いたわけであります。人間は、その尊い命を時として粗末に扱ってしまうことがあります。それはもっての外だと思います。共に生きる権利があるわけですから、共存できる世の中であって欲しいなぁとつくづく思った次第であります。皆さんの周りの動物や植物をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。


    今号も夫婦の会話で閉めたいと思います。

    私  「ピーちゃんたち無事育って良かったね」

    女房 「そうね、今ほっとしているわ」

    私  「私の介護は大丈夫かなぁ」

    女房 「任せてよ」

    私  「ホッ・・・」

    今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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  • ​​​​-第154号-
    ​オンとオフ(2017.10)

    コラム

    2017.10.01

    我が家に程近い那須高原もすっかり木々が色付きはじめ、「是非見に来て下さい」と言わんばかりに秋一色であります。皆様是非那須高原へお出かけください。お待ちしております。


    さて、今号は前号で予告させていただきましたソフトボール大会の模様をお送り致します。また「オンとオフ」という仕事の流儀についても触れてみたいと思います。今号も最後までお付き合い下さい。このソフトボール大会は昨年に引き続き2回目の参加であります。弊社は近年20代の若い社員が増えてまいりまして、ソフトボールチームが編成できるまでになってまいりました。そんな折、この大会の案内を知り「会社のPRとレクリエーションを兼ねて是非参加しよう」と思い立ったのが発端でありまして、元々は軽いノリでスタートしたのであります。


    しかし、日を追うごとに「待てよ、やるからには勝ちたいね」という勝利願望が強くなり「じゃ、やるからには優勝の二文字を目指して頑張ろう」と相成ったわけであります。その為に、直前の営業会議のスケジュールを変更してまでも練習に励みました。しかし、レクリエーションの一環とはいえ、世の中そんなに甘いものではありません、昨年の試合は22対0の大差で敗れてしまいました。あまり思い出したくありませんが、これが昨年9月号でお伝えした大会のあらましであります。


    さてここからが本番です。そういうわけで今回は何としてでも屈辱を晴らそうと燃えたのであります。その燃え具合を皆様に報告させていただきますと、まず血のにじむような練習とまではいきませんが、昨年同様営業会議を返上し練習に時間を費やしたのであります。


    また今回は体育会ハンドボール部出身のルーキーもデビューしました。また皆が楽しみにしていた前夜祭(飲み会)も良かったです。皆さんいかがでしょうか「少しやり過ぎじゃない」「あら、楽しそうで良いじゃない」と賛否あろうかと思いますがこれ療食流なのであります。そして、その時発表したスターティングメンバーも、やる気と若さよりも才能と実力を重視した勝ちに行ける陣容にしました。


    ここら辺で「それより早く試合結果教えてよ」とお声が聞こえてきそうでありますが、お待たせしました、発表致します。今年も残念ながら、惜しくも53の僅差で敗れてしまいました。選手、応援団共に皆一生懸命頑張ってくれたのですが残念です。しかし私にとってそれ以上に大きな宝を得た思いでありました。それはなんと言いましても会社の団結力を見た思いでありました。


    仕事は一人ではできません。やはりチームワークであります。それは非日常的なレクリエーションの中でこそ目に見える形で醸成されるのではないでしょうか。とにもかくにも、社員全員が一丸となって一生懸命努力する姿に、明るい将来を見た思いでありました。これは社長冥利に尽きます。これからも仕事と遊びの「オンとオフ」、この切り替えを更に深めていきたいと思います。今号も最後まで読んでいただきありがとうございました。今号も夫婦の会話で閉めたいと思います。


    女房「お父さん、皆がんばって良い試合でしたね」

    私 「そうだね、皆良く頑張ってくれたね」

    女房「来年お父さん練習して出たら!」

    私 「やるか!」

    お粗末さまでした。

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